QMKでArduino用キーボードを作る(4/4 まとめ)
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USBキーボードとして動作
このキーボード、Arduino 用のシリアル出力を追加したが、通常のUSBとしても使える。
各キーを押すと、下図のキーコードがPCに出力する。
変えたい場合は、 keymap.c
の以下を変更すればよい。
[0] = LAYOUT( /* Base */
// LEFT HAND
KC_1, KC_2, KC_3, KC_4, KC_5, XXXXXXX,
KC_6, KC_7, KC_8, KC_9, KC_0, XXXXXXX,
KC_A, KC_B, KC_C, KC_D, KC_E, XXXXXXX,
XXXXXXX, KC_D, XXXXXXX, KC_LSHIFT,KC_RSHIFT,XXXXXXX,
XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX,
XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX,
// RIGHT HAND: ifdef MASTER_RIGHT
KC_1, KC_2, KC_3, KC_4, KC_5, XXXXXXX,
KC_6, KC_7, KC_8, KC_9, KC_0, XXXXXXX,
KC_A, KC_B, KC_C, KC_D, KC_E, XXXXXXX,
XXXXXXX, KC_D, XXXXXXX, KC_LSHIFT,KC_RSHIFT,XXXXXXX,
XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX,
XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX, XXXXXXX
),
上記の写真は、5カラムx3行キーボード。
が、 su120 のベースは、4行目にさらに 3キーある。
その3キーにQMK Debug用のマジックコマンド 左SHIFT + 右SHIFT + d
を仕込んでおくと、DEBUGが楽。
作ったわけ
- Arduino 実機で、電卓みたいにたくさんのキーを使いたい
- タクトスイッチは、押しにくい
- キー同時押しの実装って大変かも
世間にも USBキーボードをArduinoで使いたい
とのニーズがあるはずと思い、ググったけど発見できず。
ということで、Pro Micro(QMK) のUSBキーボードを利用できるように、自分で作ってみた。
このキーボードは、Arduino 製の楽器に使う予定。
TODO
- キーボードの電源をTRRS経由でとる
- backlight 対応
- ケースを作る
- マイコンの上にOLED ディスプレイを載せる
まとめ
せっかく作ったので、ADVENT カレンダーに登録してみた。
QMKの関係者のみなさま、 su120 という素晴らしいキットをつくってくれた @e3w2q さんのように、この記事がだれかの役にたつとうれしい。