spresense 事始め(catalina) その1

最終更新日

spresense の開発を、macosx(catalina)ではじめるためのメモ。

spresense って?

arduino 互換のシングルボードコンピュータ。

https://developer.sony.com/ja/develop/spresense/#overview-content

Spresense は ソニーが開発したスマートセンシングプロセッサー 「CXD5602」 が搭載されたボードです。
NuttX ベースの Spresense SDK に加え、Arduino IDE による開発環境も用意しており、
手軽に小さく省電力でありながら、パワフルなエッジコンピューティングを体験できます。

私見で、一般的Arduino Uno などと比較すると、以下のような特徴がある。

  • 合計 6つのコア … FFT(高速フーリエ変換、機械学習もできる!)
  • 巨大なフラッシュメモリ … 8MB。Arduino Unoは32KB。
  • ハイレゾAudio対応 … 自作ハイレゾウォークマン用?
  • 超低消費電力のGNSS受信(GPS) … Sony得意分野
  • 小さいメインボード(Friskサイズ)

input としては、シリアルI/F、Analog/Digital Input、カメラ(拡張)、GPS(みちびき対応!) など。

が、肝心のI/Fがmicro SDカードと、seiral通信しかないので、リアルな情報を取り込んで、高性能なCPUを生かした後の、Ouputが難しい。

IoT目的を想定するのなら、Wifiとまではいわないけれど、せめて、BLE つけてくればいいのに。。

高価で高性能なSpresense のユースケースは、音楽関係かもしれない。

SerialDriverのinstall

CP210x USB to serial driver for Macintosh OSX

上記のドライバをdownload して、自分のmacにinstall する。Catalina はセキュリティの警告が何度もでるが、気にせず進む。

最後の Rebuild Cache フェーズでちょっと時間がかかる。

installが完了したら、rebootがお薦め。

Arduino IDE

そもそもinstall済みの人に注意。

Catalina から 32bitアプリの起動ができなくなった。

そんなの関係ないと思っていたら、Arduino のコンパイラが32bitアプリだったらしく、最新版のArduino にすることになった。

Serial 接続

Spresense と mac をUSBでつなぐと、Arudino の [Tools - Port] メニューに、Spresense のポートが表示される。

/dev/cu.SLAB_USB_toUART という感じ。

Boards Manager の追加

Preferenses メニューで、Spresense用のBorads Manager 設定を追加。
もし、すでに他のBoardを設定済みなら、 ,(カンマ) 区切りで追加する。

https://github.com/sonydevworld/spresense-arduino-compatible/releases/download/generic/package_spresense_index.json

Arduino は、 再起動した方がいいかも。

Boards Manager のinstall

[Tools - Board] から Boards Manager を選択

spresense を検索して、install

Board の選択

[Tools - Board] から、spresense を選択する。

firmware を焼く

工場出荷状態では、firmware が焼かれていないので、Arduino IDE を利用して焼く

[Tools - Progarammer]Spresense Firmware Updater を選択

[Tools - Burn Bootloader] をクリックして、焼く

これで準備完了

あとは、Arduino らしく工作&プログラミングする。

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