フルカラーでキーが光るキーボード

最終更新日

前回、SU120 でつくったFingerDrum。

FingerDrum をつくる(MIDI編)

FingerDrum をつくる(MIDI編)

2022.02.12

メトロノームも出来たし、練習あるのみなのに、やっぱり光らないと地味だなぁ、と思い、とうとう手を出してしました。

su120 より前からあるオリジンともいえる基板。
キースイッチの数だけ、RGB LED(SK6812MINI-E)を表面実装するという、選ばれたハンダ使いにしか越えられない壁を目指してみる。

テストプログラム

制御は、RPi Pico。circuitpythonで行う。

GP0 に neopixel の制御PINを差して、RGBにつらつら光るプログラム。

import board
import neopixel
import time

pixel_num = 3

pin = board.GP0
pixels = neopixel.NeoPixel(pin, pixel_num, pixel_order=neopixel.RGB)

#
# GRB
#
# 0x 00000000
BLUE = 0x0000ff # (0x10, 0, 0) also works
GREEN = 0xff0000 # (0x10, 0, 0) also works
RED = 0x00ff00 # (0x10, 0, 0) also works

colors = [BLUE, GREEN, RED]

for bright in range(0, 100):

    for n in range(pixel_num):
        mod = (bright + n) % 3
        pixels[n] = colors[mod] & 0x3f3f3f
    pixels.show()
    time.sleep(0.3)

最初の挫折

まだneopixel の配線をしてないので、、右端の一個目だけしかつかないはずだけど、その1個も点灯しない。

テスターで通電チェック

どこかで断線してるかもと、テスターでチェックする。

全部、通電する。熱で SK6812MINI-E が死んだようだ。

コテ先を購入

240℃以上で死ぬらしいので、こんなこともあろうかと買っておいた白光のコテ先の温度調整可能な半田ごて(FX-600)を240℃まで下げる。それまでは、270℃の設定だった。

ハンダは、融点が183℃から190℃のヤニ入り。

ついでに、もうちょっと細いコテ先があればと、パーフェクトと、0.8Cを購入。
他の形も含め5個ほど購入し、上記のハンダコテにぴったりハマルのは、3個。3/5 = 60%の成功率はいいほうだとする。

忘れないように、メモ。 T18 を買え!自分。

ジャンパ作成

コテ先がくるまで、SK6812MINI-E 同士を DIN-DOUT として繋ぐジャンパーを作成する。

切り取って、不要になったダイオードの足を折り曲げて、SK6812MINI-E を繋ぐ、ジャンパーをつくる。
工具は3Dプリンタで自作した。

別のパーツでもう一度

無事、小手先も温度も調整して、新品の新たなパーツでトライ。

  • 問題1 GNDの接続がうまくいかないことが多過ぎ
  • 問題2 240℃でもSK6812MINI-Eは、壊れる
  • 問題3 融点190℃のハンダがなかなか融けない

次々と壊れた SK6812MINI-E を取り替えて、ついに、3個全部つくようになった。

ちなみに、捨てた SK6812MINI-E は、3個。必要個数は、定数の倍という知見が得られた。

さて、4×4=16個のSK6812MINI-Eを全部点くように出来る日は、、、

キースイッチ

キースイッチと透明なキーキャップをつけて、出来上がり。

と、言いたい所がが、手持ちのキースイッチは、下部の差し込みが長いらしく、ちゃんと填めようとすると、ソケットが干渉する。
ペンチで切った。

demo

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